第11回「愛の詩」

佳作

題名/友だち
氏名/仲田 朋子(兵庫県)


私は学校では、歩行器を使って歩いている。階段は、手すりを持って一段一段ゆっくり上ったり下りたりしている。私が上や下に行っている間、歩行器はじっと置いたままになっている。すると、

「持っていこか。」

と、どこからでも声が聞こえてくる。時には低学年の子も言ってくれる。とってもうれしい。でも、まだ小さい体なので、こんな大きな歩行器は持てないから、私は、

「ううん、いいよ。ありがとう。」

と、にこっとする。すると、

「大丈夫やで。」

と言って二人で運んでくれる。

私はたのんでばかりだけど、みんなは『いつでも手伝うよ』という心で笑顔を返してくれる。私は、とっても温かい気もちになる。

私が自分にどんなに優しい言葉をかけても私の心は温かくならないけど、友だちのちょっとしてくれる事、ちょっと声をかけてくれる事、そのちょっとが太陽のように体全部を温かくしてくれる。私もみんなの心を温かくしたい。「どうしたん」とか「いっしょに遊ぼか」とか、私にできるちょっとのことを毎日していきたい。みんなが周りの人のことをちょっと気にかけたら、みんなの心が温かくなって、またちがう人に温かさを伝えれば世界中のみんなが幸せになる。ちょっとの心で。

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

Page Top