第9回「愛の詩」

佳作

題名/おかあちゃん
氏名/高橋 真由美(兵庫県)


子供達の間で、お母さんのことを「おかあちゃん」と呼ぶのはかっこ悪いらしい。
なんで「ママ」は笑われなくて「おかあちゃん」は笑われるんだろう。
でも、わたしは「おかあちゃん」と呼ばれたいのだ。
昔は寝ても覚めてもわたしがいないと生きていけなかったくせに
もう、「抱っこ」もなけりゃ、「手ぇつなごぅ」もない。
だんだんわたしから離れていってしまう現実。
わたしはもう少し子供とくっついていたいのだ。

今年、子供が一年生になった。
わたしは彼のランドセルに鈴のついたお守りをつけた。
事故にあうことなく無事に帰ってきますように。
そして、目的はもう一つ。

ちりんちりん、ちりんちりん。
「あ、帰ってきた。」
鈴を鳴らして、走って帰ってくる。この音を聞くと、うれしくなるのだ。
「おかあちゃん、ただいまー。」

まわりから笑われる子供には気の毒だが
わたしは おかあちゃん でいたいのである。

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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