第7回「愛の詩」

審査講評

「愛の詩」の審査を終えて

今年は、全国各地からまた海外からも、千五百九十五点の作品が、加西市「愛の詩」募集係に寄せられました。昨年より二割近く増えています。
たくさんの応募ありがとうございました。

このたくさんの作品の中から数十点を選ぶ作業は大変で、じっくり時間をかけ一つ一つ慎重に吟味していきました。結果として表記のような作品が大賞に選ばれましたが、係に届いたどの作品も「愛の詩」にふさわしくすばらしいものばかりでした。

今年は、障害のある家族への愛の思いを綴った作品が目立ちました。耳の不自由なお父さんへの今の心境を綴った詩がありました。目の見えないおじいちゃんのことを「私のおじいちゃんはすごいぞ」と自慢に思っている児童の作文がありました。どの作品にも強く心を打たれました。

また、先生への思いを書いた作品もありました。自分が尊敬していた先生が献体をされたことに感動し、医学の道を志して歩んでいる学生の手記、大切な眼鏡を壊したことを家族に言えないでいることを察した担任が、黙って眼鏡代を貸してくれたという感謝の文、師弟愛に溢れていました。

もちろん、親の子に対する愛、子の親に対する感謝の気持ち、夫婦の愛、祖父母や家族を案ずる思いを表現した詩もいっぱいありました。

報道されるニュースには、このような愛の詩とはほど遠い殺伐としたものが多い現実がありますが、一方でこれほど人を愛し共に生きることに希望と喜びを感じている人もたくさん居るのだということを、審査に参加しながら強く思いました。

この「愛の詩」も今年で第七回になります。
これまでに数え切れないほどの作品が寄せられたことになります。これらの作品はそれぞれの作者の大事な宝物だと思います。そして、七つの作品集は、手にとった人々に限りない感動を与えるものと確信しております。どうか一人でも多くの人の目に止まりますよう心からお願いし、この企画が末永く続くことを祈念し、審査の講評とさせていただきます。

たくさんの「愛の詩」をありがとう。               

(元兵庫県人権教育研究協議会会長)
山本 允

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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