第6回「愛の詩」

審査講評

「愛の詩」の審査を終えて

今年も、全国から千三百点余りの「愛の詩」の作品が届きました。府県別の統計をみると、ほとんどの府県からの応募がありました。このことが、今回の特徴のような気がします。「愛の詩」の募集ニュースが全国に広がり定着してきていると思いました。

たくさんの応募、有難うございました。

今年は地元の高校生から、すばらしいメッセージが届きました。

それは、「私たちはかけがいのない地球や自然を愛してきただろうか」と問いかけ、自分は、地球やこのふるさとを愛し、豊かな自然を未来に残すために無農薬や有機農法の研究に打ち込みたいというものです。農業の学習を通して自然や人々の住む環境にまで考えを進めるということは、当然のことでもありますが、いざとなると、なかなか出来ないことではないでしょうか。愛の姿、形はいろいろですが、一人の人として地球やふるさとを愛し、人類の未来のために役立つ生き方をしたいと願う気持ちほど尊いものはないと思いました。

病に倒れた父や母のことを案じ、病からの回復を祈った詩、親から子へ語りかける熱い思い、夫から妻への感謝の手紙、そして祖父母への愛の言葉等、内容は例年のことですが多岐に渡っていました。外国へ旅行し、貧困に苦しむ人々を目の当たりにして、私たちは、この人たちに何もしようとしない罪悪感にとらわれたという詩もありました。

読みながら何度も感動の涙があふれ出てきて困りました。

今年は自然災害も多く、地球上の各地で繰り広げられている紛争も収まらず、自殺から強盗殺人まで、国の内外で良くないニュースが多かったと思います。しかし、この愛の詩の世界はなんと希望にあふれたものであり、やさしさに満ちたものなのでしょうか。このような思いの人々がいる限り、人類の未来には希望があると、やや大げさですが、思ったりします。

多くのすばらしい作品があり、その中から数点の入賞作品を選び出すのは至難の業であります。選にもれたことをお許しくださるとともに、またの機会にチャレンジしてみてくださるよう、お願いします。

たくさんの「愛の詩」を有難う。

(兵庫県人権教育研究協議会会長)
山本 允

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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