第4回「愛の詩」

佳作

題名/母さんへ
氏名/ジュピター(山形県)


私がこの世に生を受けて、早二十四年の月日が流れました。

幼少期より病気がちで、母の懐に抱かれて眠った尊き日々を、今日のように覚えています。反抗期の時には、真正面から私にぶつかり、情緒不安定なこの時期の心を包んでくれましたね。

「おめがらは負げねぞ」

そう言ってくれた日々を懐かしく思い出します。夜間大学に通って、昼働きながらの生活に疲労困憊し、緊急入院した時には夜中ながらに愛知県まで、はるばる山形県から仕事を休んで駆けつけてくれましたね。余りの有難さに病院のトイレで泣いたことは、今でも記憶の片隅に生きています。

時は流れて二〇〇二年十月十日、二十四歳の私は努力の甲斐有って、平成十五年度採用山形県公立学校教員選考試験に奇跡的に合格することができました。今まで苦労と心配ばかりかけましたが、ようやく親孝行ができそうです。毎朝早起きして、神棚・仏壇に手を添えていた姿を、私は生涯忘れません。

今こうして二十四年間を振り返る時、私は人間と人生模様を母から学んで来た気がしています。

「常に人さは頭低ぐせよ。何回したって減らねがら。」

この言葉を生涯決して忘れることなく、教師としての人生を私は歩みます。

「人なり」こそ、教師には最も大切な資質であると学んだからです。あともう一つ、嫁さんはもう暫くお待ち下さい。

何せ相手が居ないので・・・。

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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