第3回「愛の詩」

優秀賞

題名/「本当の優しさ」
氏名/新井 諒也(奈良県)


「自分でできることまでさせず甘やかすことは、優しさではなく特別扱いの差別です。」
偶然「健常者と障害者がともに学ぶ学校」に、障害をもつ子と一緒に入学し、一緒に学習し、走り、旅行し、一緒に卒業できました。相性がいいのか悪いのか、彼女はいつも僕をほうきで殴ったり、絵の具をぬりたくってくるから、僕も必ず倍のお礼をしました。当然先生に叱られましたが、泣かした僕と同じくらい、先に手を出した彼女も先生は叱りました。障害を理由にした特別扱いがありません。
「彼女は何も出来ないわけではないでしょう。ハンデがあるということは、彼女の時間がみんなより少しゆっくり流れているだけです。それも『個性』です。友達の個性や時間を大事にできることこそ本当の優しさです。」

悲しいことですが、大阪に通学し始めて、駅で障害者に対する心ない言葉を何度も耳にしました。それで、自分の小学校が実は例外だったこと、障害者への偏見や差別意識を持たないことがどれほど貴重な財産であるかに気づきました。僕は今、母校と先生を心から誇りに思い、感謝し、大切に思っています。

偏見や差別意識は、遺伝ではなく子供のころ植え付けられるのですね。日本中の子供が僕達のように障害者と過ごすことで人には様々な個性があり、そこに様々な時間が流れていることを体験して学んでほしいです。

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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