第2回「愛の詩」

佳作

題名/がんばれおじいちゃん
氏名/市場 稔也(兵庫県)


ぼくのおじいちゃんは大正生まれで、今七十八歳です。丸顔で、ハゲ頭で体のがっ
ちりした元気なおじいちゃんが急にやせてよく横になるようになったのは、とても暑か
った頃からでした。
日曜日、サッカークラブの試合にいっている間にとうとう入院してしまいました。病気
になる前は
「こうしなさい。」
とか、
「これを食べなさい。」とか結構口やかましくかまうのでうっとうしいなあって思ったこ
ともありました。でも、おじいちゃんが家にいなくなって家族のために庭のそうじや家の
周りの片付け、畑の世話やぼく達のこわした物の修理や、たくさんのことをしてくれて
いたんだなということがはじめて分かりました。
口やかましくいっていたことも、ぼく達が大人になって社会に出たときに困らないよう
に、自分の経験したことから考えて言ってくれていたんだなあと思いました。
がんこで気の強かったおじいちゃんは、少しの間に気が弱い背中のまるい小さなお
年寄りになってしまいました。外泊で家に戻ったとき、おじいちゃんは、
「人はたくさんの人に支えてもらって生きていると言うことがすごくわかったし、入院
して先生や看護婦さんや同じ病室の人に助けてもらったりして、本当にありがたいと
思っている。」
と話してくれました。
修学旅行で病気封じのお守りとプリンをあげたらとても喜んでくれました。
今のぼくには、そんなことしかしてあげられないけれど、もう一度元気になってたくさ
んのことを教えてほしいとです。
ぼくもいろんなこと頑張るから、病気になんか負けるな。
ぼくの大好きなおじいちゃん。

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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