第2回「愛の詩」

佳作

題名/妻へ贈る詩
氏名/吉留 直喜(愛知県)


君と出会えたから
君がいてくれたから
今、私は絵を描き文を綴り
ほんの少しだが
社会のお役に立っている気がする
顧みて十四年前の夏盛り
私は得体の知れない病に罹った
救急総合病院の担当医は
命の保障は出来ないと
蔑すむように匙を投げたっけ
君は違った
生血輸血を求め必死の形相で
私の勤務先であった学校へ
恥も外聞もなく駆け込んで
教職員の懐に縋ったと後で聞く。
そして闘病十ヶ月
四千CCの生血輸血が命を甦らせた
医師は呆れて奇跡と言ったという
付き添いベッドでまどろむ君の両肩からは肉が削げていた
誰も知らない夫婦の絆
しっかり結んで四十余年
新たな時代に先駆けて妻と二人三脚
愛と命の尊さを
拳突き上げ語るのです

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

Page Top