第2回「愛の詩」

佳作

題名/お父さんへ
氏名/井川 貴久枝(三重県)


お父さん、いつもありがとう。

お酒が好きで歌が好き。

多くの人から慕われて、私には自慢のお父さん。自営業の為 子供の頃からいつもそばにいてくれたっけ。車の運転が好きで,あちこち連れてってくれたよね。私が大人になってからは、二人でよく飲みにもいったっけ。たくさんの愛をもらって育ったはずなのに、心配かけてばかりの私でしたね。

好きな人と大阪で暮らすと言った時、泣きながら許してくれたのに、結局ダメになって帰ってきたり。男を見る目が無いってよく言われたよね。生きているうちに私の花嫁姿を見せてあげたかった。生きているうちに、今の主人に会わせてあげたかった。そして、今の私の幸せ、見てもらいたかった。

病魔に蝕まれ、長くは生きられないと知らされた時、仕事を辞めたのはずっとお父さんのそばにいたかったから。それが私のお父さんにしてあげられる最初で最後の親孝行だったのかもしれません。もう一度生まれ故郷の九州に帰りたいと言っていたのに、叶えてあげられなくてゴメンネ。今は夢でしか会えないけれど、思い出すだけで涙が出ます。

お父さん、今でも大好きだよ。もう一度会いたいよ。幽霊でもいいから。そしてひとこと言いたいよ。

「お父さん、いつもありがとう。」って。私ね、いつも感じているんだよ。いつもお父さんが私を守ってくれていること。だから……、心から言いたいの。

お父さん、いつもありがとう。

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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