第1回「愛の詩」

佳作

題名/「下町からの愛 どうぞ」
氏名/濱 勝江


「下町には、ど根性があるねんで。おっちゃんは負けへんで。貧乏にも、世間にも…」

私の住む町「長田」はそんな活気ある人間達が住むまちである。

靴のまち長田、在日韓国人が多く住む町長田。
色んな人々が、ウソ偽りなく生きている。
くわえタバコにエプロン姿のおばちゃん達は昼になると「何たべるん」といいながら、お好み焼き屋に向かい、又、髪の毛に鉄クズをつけ作業服のままのおっちゃんは、うどん屋へと急ぐ。
学生の時「長田」というだけで、汚いイメージを持たれ親に泣いた事もあったが今、私は大声でいいたい。
魚のあらの煮付けを教えてくれた魚屋のおっちゃん、必ずせんべいを一枚「これ、割れとるからおまけや」とこっそり入れてくれる菓子屋のおばちゃんが大好きである。
人間を見た目で判断せず心で判断することを教えてくれたのは、長田に住む、おっちゃん、おばちゃん達だったから。美しい言葉を沢山並べても、オシャレなお店が多いまちでも、人間同士裸のぶつかり合いはないだろう。
「他人の子供も、いっしょやからな」と『ゴツン』とやられた私の息子。
けれど、その後、息子は言う。「おっちゃん、ごっつう こわいけど 大好きや」長田のまちは、私に、沢山のものを与えてくれた。

 

問合先 ふるさと創造部 人権推進課
TEL:0790-42-8727 FAX:0790-43-1380 mail:jinken@city.kasai.lg.jp

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